新年明けましておめでとうございます。
昨年は「The Value of Life」をご高覧いただきありがとうございました。本年も何卒よろしくお願い致します。
さて、今年最初のブログに何を書くか。昨年最後のブログはちょうど選挙の前々日でした。
結果は見ての通りで、日本国民の選挙に対する、というか自分たちの「未来に対する意識の低さ」がモロに出た結果となってしまいました。
これからの4年間の間に、日本はおそらくいろいろな意味で他国、特に原発廃止を決めて動き出したドイツとの間に大きな、とても大きな差を付けられてしまうでしょう。
特に原発に関して言えば、ネットリテラシーのない方々がまだまだ多い為に、選挙においても「原発は無事に収束している」という政府とマスコミの情報操作に流された結果が出たのだろうと思われます。
では実際はどうなのか。
新年早々こんなヘヴィーな話をするのも気が引けますが、だからこそこのような情報を皆さんにお知らせしたいと思います。
福島第一原発は、連日2~4号機の付近から白煙ないし黒煙が上がり続けています。
実際には熱を出し続ける燃料棒を24時間、365日冷やし続けなければならないわけですから、その水蒸気が出ているのは当たり前なのですが、黒煙や白煙というのが気になる。
http://youtu.be/FXV8yVIQN44
またある情報では、かの有名な4号機プール(燃料棒約1500本)は現在むき出しの状態にあり、なんとその上には工事でよく使うブルーシートをかぶせているそうですが、そのシートが熱で燃えてしまうという事故が起きたりしています。
4号機のプールだけに限っても、広島型原爆の4~5000発分に匹敵するといわれる量の放射性物質セシウム137が出ることになります。
さらに調べてみると、燃料棒を覆うジルコニウムという金属が溶け、その熱でプール外側のコンクリートがどんどんと腐食されていっているとも聞きました。
そのプールが万が一倒れたらどうなるか。結果的に作業員があまりの高線量に近付けなくなることによって、1~3号機も冷却することができなくなる。
結果として東日本は放射能汚染によりほとんどが住めなくなるであろう、という説を唱える人もいます。
神経質だと思う人は思ってもらって結構です。しかしこれは「事実」なのです。
そして今回の選挙においても、原発を推進する自民党が圧勝を収めたことからして、日本が変わるにはまだまだ時間がかかるのだと思っています。
いずれにしても私達がいま廃炉を決めても、生きている間に廃炉を見ることは不可能ですし、食べ物や飲み物は既に東日本のものほとんどが汚染されているといっても過言ではない。それに関しては京都大学の小出先生が言うとおり、大人が責任をとって食べればいいのだ、そう思っています。
かといって絶望したり、嘆いているだけではありません。私はまさにこれからだな、と思っています。
何せ私も含め、99%の人が政治に関して、また自分たちの危機管理に対して、またライフスタイルにおいてもここまで真剣に考え、話せる空気すら3.11前にはなかったことからしても、その萌芽が昨年であり、また変革元年が今年、と思っているからです。
ただし、福島の状況においてだけは常に注視していかないと思います。これは国づくりなどという以前の問題。
本当にギリギリの状態であり、1~3号機に至っては核燃料がどうなっているのか、調べる術さえない。
このことに関しては常にアラートを出していくスタンスを変えずに、人々の意識を変えるという運動を今年もしつこく続けていきたいと思います。
皆さん、今年も何卒よろしくお願い致します。
